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ひなぞうさん、こんにちは。ご相談に対して、お返事ありがとうございます。
ダイさんからは、直接メールからも同じ内容をいただいておりました。そちらで、いろいろお聞きしていました。
お話によると、担当医から遠位型ミオパチーまたは先天性ミオパチーのミオチュブラーミオパチーの疑いがあると伝えられているそうです。
病名の診断については、北海道で26歳となると、まず北海道大学神経内科を受診されることをお伝えしました。追加です。
以上はあくまでもX連鎖劣性遺伝をとるミオチュブラーミオパチーの話しです。ごくまれに優性遺伝、劣性遺伝もあります。優性遺伝のときは男女であれ、1/2の確率(お子さんの2人に1人)で症状が出る計算になります。劣性遺伝のときはあなたたちご夫婦が血族結婚でないかぎり、まずお子様が病気になることはありません。
国立精神・神経医療研究センター病院 埜中征哉
ご質問にお答えします。
ミオチュブラーミオパチーの遺伝もいろいろとありますが、ご質問の方はたぶん遺伝子異常をご存じだと思います。この病気は重症型(歩くことができない)が多いのですが、ご質問の方は結婚してお子さんを望んでおられるので軽症だと思います。
この病気で一番多い遺伝子異常についてお答えします。そのタイプの病気はX連鎖劣性遺伝(性染色体劣性遺伝)が一番多いのです。ご質問の方のご主人のお兄さんも病気がありますので、突然変異ではなく、明らかに遺伝と思います。遺伝子の異常がわかっていたらお教えください。
X連鎖劣性遺伝のミオチュブラーミオパチーとすると、お子様が男のこの場合、遺伝子の異常は伝わらず病気とはなりません。女のお子さんですと全て保因者になります。遺伝子の異常{保因者}であっても、まず症状がでることはありません(健康です)。そのお嬢様が結婚されるとすると20年以上も先になります。医学は進歩していて治療が可能になっているでしょう。いまから、女のお子さんのことを心配しても仕方がありません。
以上はあくまでもX連鎖劣性遺伝をとるミオチュブラーミオパチーの話しです。ごくまれに優性遺伝、劣性遺伝もあります。そのときは男女であれ、1/2の確立(お子さんの2人に1人)で症状が出る計算になります。
さらにご疑問な点があれば何なりとおたずねください。
国立精神・神経医療研究センター病院 埜中征哉
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