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「サイバニクスが拓く未来」山海嘉之先生出版記念講演会に参加しました

3月18日に筑波大学東京キャンパスにて開催されたサイボーグ型ロボット「HAL®」を開発した山海嘉之先生の著書「サイバニクスが拓く未来~テクノピアサポートの時代を生きる君たちへ~」出版記念講演会に参加しました。「未来を開拓する人」が育つことを願い、サイバニクスで社会変革に挑戦する山海先生の夢と情熱が伝わってきます。 ご講演後、山海先生には大変お忙しい中でお時間いただき、先天性ミオパチーへの治療に向けた相談に対して打ち合わせしました。  

2015年活動報告まとめ

1月14日 北九州高塔ライオンズクラブ例会に出席しました。 1月19日 「胡座」協賛による募金を頂きました。 2月11日 福岡で開催された障害者フォーラムに参加しました。 2月17日 大阪先天性ミオパチー事件で弁護士と面会しました。 3月10日 若松ロータリークラブ60周年式典に出席しました。 3月13日 「難病制圧に向けて」の講演会に参加しました(東京) 3月13日 塩崎厚生労働大臣と面会しました。 3月19日 ぎょうざサミット北九州で署名活動を行いました。 4月10日 北九州紫水ライオンズクラブ結成35周年記念式典に出席しました。 4月12日 北九州小倉東ライオンズクラブ結成10周年記念式典に出席しました。 4月12日 筋ジスと闘い歌うシンガー小澤綾子ライブを開催しました 5月26日 北九州市八幡地区合同例会に出席しました。 5月31日 市民公開講座(霧ヶ丘つだ病院主催)に参加しました。 6月19日 大阪先天性ミオパチー事件で面会しました。 6月20日 福岡神経・筋疾患呼吸不全ケア研究会に参加しました。 7月25日 北九州市内で難病の患者家族で座談会をしました。 8月7日 八雲病院機能移転に関して、東京へ陳情に行きました。 8月9日 筋ジスと闘い歌う小澤綾子ライブにてブース出展しました。 9月13日 熊本就労支援事業団を訪問しました。 9月15日 北九州西ライオンズクラブ例会に出席しました。 9月16日 北九州小倉東ライオンズクラブ例会に出席しました。 9月26日 北九州紫水ライオンズクラブの地引き網イベントに参加しました。 10月8日 難病ピアサポーター研修に参加しました。 10月13日 北九州くきなみライオンズクラブ例会に出席しました。 10月15日 難病ピアサポーター研修に参加しました。 10月25日 第5回医療講演会を開催しました。 10月26日 ㈱安川電機みらい館を見学しました。 11月1日 健康フェアにてブース出展しました。 11月10日 北海道白老ライオンズクラブ例会に出席しました。 11月11日 八雲病院で兵庫県議会議員の方々と面会しました。 11月12日 八雲病院で石北医師も来院して打ち合わせをしました。 11月23日 北九州くきなみライオンズクラブ40周年記念式典に出席しました。 12月1日 石北医師を研究員として、「HARAMAKIプロジェクト」キックオフしました。 12月7日 兵庫県議会で先天性ミオパチーおよび当会活動が取り上げられる。 12月8日 北九州第一ライオンズクラブ例会に出席しました。 12月9日 北九州門司ライオンズクラブ例会に出席しました。 12月29日 ホクデングループ懇親会に参加しました。 昨年もご支援ご協力ありがとうございました。

日本呼吸ケア・リハビリテ-ション学会に参加しました。

第3回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会九州・沖縄地方会の大会長を務められました津田徹先生(霧ヶ丘つだ病院長)にお声掛けいただき、ブース出展・パネル展示をさせていただきました。http://www.yumejuku.org/regional.html  

ロボットスーツHAL研究班普及会議に出席しました

ロボットスーツHAL医療用下肢タイプの研究班普及会議に出席しました。 Society 5.0『サイバニクス革命』、人間とロボットと情報が融合する社会へ。 歩行が困難と思われている難病患者さんに、HALを装着し治療することで、 歩く感覚を思い出す、歩けるようになる、そんな願いが叶う時が来るかもしれません。 このHAL研究が進展されることを、期待したいですね。 ロボットスーツHALを開発された、サイバーダイン CEOで、 筑波大学の山海嘉之 先生とお話しさせていただく機会がありました。 呼吸へのアプローチに関しても、ご相談しました。 前日には、埜中先生にお時間いただき、活動に関して話は尽きませんでした。 患者さんに有用な活動をしていきたいと思います。 翌日には、日本筋ジストロフィー協会東京支部の交流会に参加させていただきました。 良い雰囲気で、楽しい交流ができました。  

時事メディカル「稀少疾患治療の最前線」にて先天性ミオパチーが取り上げられました

時事メディカルの連載インタビュー「稀少疾患治療の最前線」にて先天性ミオパチーが取り上げられました。 国立精神・神経医療研究センタートランスレーショナル・メディカルセンター長の小牧宏文先生がインタビューを受けています。記事の中で使用された病理画像は、国立精神・神経医療研究センター病院名誉院長の埜中征哉先生から協力いただき、クレジットとして、一般社団法人先天性ミオパチーの会提供を入れています。 記事「筋肉の病気疑われたら専門の施設に~先天性ミオパチー・希少疾患その6~」 https://medical.jiji.com/column4/91

神経筋疾患の呼吸ケアの現状と今後の課題

石川顧問より、神経筋疾患の呼吸ケアの現状と今後の課題に関する資料をいただきましたので、以下 添付させていただきます。 当院(八雲病院)の論文を日本の代表とすると、「NPPVへのシフトが進んでいる」と外国から言われていますが、日本の他の病院では、ご存知のように、筋ジス専門病棟を持っている病院でもNPPVでできる例にも条件やマスクの選定の技術が不足していて気管切開になっています。ヨミドクターに書いてある通りです。添付のファイルにもそのような様子が伝わる最近の外国の文献(当院の論文引用)を筋ジスは、神経筋疾患の呼吸ケアのモデルなので、先天性ミオパチーも相当します。また、この資料も筋ジスの事になりますがご活用いただけましたらと思います。 筋ジスNPPV専門医療の最近の文献抜粋 http://www.sentensei308.com/wp-content/uploads/2017/04/筋ジスNPPV専門医療の最近の文献抜粋.pdf 【国立病院機構八雲病院のNPPVによるDMDの生命予後が欧米で引用され世界中でこのような治療にエキスパートかどうかの差があると指摘されていることのスライド解説】 スライド1:もうすでにご存じの「人工呼吸器を装着している障害児や日常生活を営むために医療を要する障害児(医療的ケア児)の支援に関する通知」(児童福祉法改正に伴いH28.6.3) スライド2:NIHの筋ジストロフィーアクションプランでのケア・マネジメント・サービスへのアクセス面を改善する提案が示されています。根本治療と共に。(文献1) スライド3:この論文は、米国のDMDの調査、統計や研究のネットワークStar netにより行われた調査の論文です(Respiratory Care レスピラトリ・ケアという医学専門誌 2016年)。その論文では、デュシェンヌ型筋ジストロフィーと重症ベッカー(17歳までに歩行消失)の米国各地での呼吸ケアの状況を報告しています。呼吸器の検査を年2回しているのは半分程度、NPPVとカフアシストをしていても、急性呼吸不全で気管切開になる方が18例いたなどを記載しています。 この論文には国立病院機構八雲病院のデュシェンヌ型筋ジストロフィーのNPPVとカフアシストによる延命効果を引用しています(Ishikawa et alと記載)。「石川らはNPPVでDMDが50%生存年令が39.6歳としている」「米国ではまだ気管切開を要する例がしばしばいる」「2004年の米国呼吸器学会のガイドライン後もあまり呼吸ケアの改善を認めないので、もっと呼吸ケアを推進すべき」と書いています。 呼吸器科医が診るかどうかは、バック先生や私が狭義の呼吸器科医というわけではないので、必要かどうかは何とも言えません。(特に日本で筋ジスの呼吸管理に経験のある呼吸器科医師は欧米と比べてほとんどいませんので)。(文献2) スライド4、5:ロンドンの神経筋疾患センターから、根本治療のゴールポストは動いていると指摘されました。NPPVで大きく予後が変わったが、エキスパートの治療かどうかによって差があると指摘されました。自然歴は「現在可能な治療による予後」とすべきと書かれました。ロンドンの神経筋センターとニューキャッスルの神経筋疾患センターと当院論文の3論文が延命効果の論文として引用されています。 ※詳細な解説:この論説のもとになる総説はRicotti(リコッティ)先生達が書いており、DMDの自然歴は、近年の研究により、随分変化したと指摘しています。その代表論文3つのうち2つは、イギリスのRicotti本人達の論文と、DMDケアの国際ガイドラインをまとめられたBushby達(ニューキャッスル神経筋センター)の論文です。そして、残りの1つが当院からの論文でした。 デュボヴィッツ先生、リコッティ先生達は、現在、遺伝子治療など根本治療の開発をするにあたって、根本治療のベースラインとされる“DMDの自然歴”が大きく違ってきていることを初めて世界的に学術的な視点で指摘しました。違いの大きな“現在可能な治療による経過”のどこを根本治療のベースラインとしたら良いのでしょうか?“現在可能な治療による経過”が一定でなければ、根本治療の効果を判定できないことになります。そのためには、DMDの国際ガイドラインに紹介されている呼吸リハビリテーション、心筋症マネジメント、車いすや必要なアシスティブテクノロジー、熟練したケアを高める必要があります。そして、コミュニティや教育環境などで、DMDの子どもから青年まで、自尊感情がしっかり育まれることが望まれます。(文献3,4) スライド6:DMDへの呼吸の治療の不同が循環器の治療の不同より大きい。この不同が患者の予後の差につながるかは今後解明としています。(文献5) スライド7、8:パリの小児専門病院(ネッター小児病院、2016年国際小児NPPV研究会を立ち上げました)から、「長期の小児のNPPVは、NPPVに熟練した病院が拠点となって行う」ことなどもLancet Respiratoryで昨年末に提言されました。(文献6) スライド9:2016年1月より、ラトガース・ニュージャージー医科歯科大学神経科学科兼リハビリテーション科教授で、神経筋疾患の呼吸リハビリテーションの先進者であるバック先生のウェブサイト(www.breatheBB.com)が公開されました。世界地図で神経筋疾患の呼吸リハビリテーションセンターが紹介され、当院もその一つです。 スライド10:米国のエキスパート医師の会議では、「筋ジストロフィーに適したQOL評価はこれから開発が必要」ということです。(文献7) スライド11:デュシェンヌ型筋ジストロフィー心筋症に対する心保護治療のシステマティック・レビューが出ました。アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤またはアンジオテンシン受容体ブロッカー(ARB)、ベータブロッカー、アルドステロン拮抗剤など心保護薬により、左室収縮能を改善または維持し、心筋症の進行を遅らせることができることを記載した論文が15論文引用されていました。そのうち国立病院機構八雲病院から最初の2論文を含め3論文( Am J Phys Med Rehab 1995, Am Heart J 1999 , J of Cardiol 2008)が引用されています。(文献8) 【筋ジスなど神経筋疾患の呼吸のケアのスタンダードは重症心身障害児に活用可能】 神経筋疾患の専門医と重心の専門医が一緒に共同で研究をしていくようにしたら良いと言われるようになりました。 英国呼吸器学会が公表した「筋力低下のある小児の呼吸ケアガイドライン」は、神経筋疾患や他の小児の呼吸ケアに精通したエキスパートが、質の高いエビデンスのある論文はそれほどない中で、観察研究やエキスパートの意見として推奨を決めたものです。そして、ここでは、急性呼吸不全やQOLに対して、MI-Eを他の気道クリアランスとの比較として研究することが最優先とされています5)。そこで、重症心身障害児の研究者たちが、小児やNMDの経験のある人たちと共に互換性のある治療プロトコルとアウトカム評価を行うことができればと考えていると述べられています。BTSガイドラインの呼吸ケアのスタンダードと評価指標は、重症心身障害児にも十分使用可能なものが多くあると考えられ、重症心身障害児の今後の呼吸ケアの改善と研究に役立てるべきであるとされています。 ケアの負担が大きい家族と介助者に、これ以上、あまり効果が無いケアの負担を増やさないように、医療従事者が最適なケアを選定すべきです5)。そのためにも、エビデンスやエキスパートの意見による推奨を取り入れながら、常に見直しをしていく必要があります5)6)。(文献9) 文献 1)Rieff...

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